石垣牛とは
石垣島は、日本最南端の島で、緯度はハワイとほぼ同じ。沖縄で一番標高の高い於茂岳(おもとだけ:標高526m)があります。温暖な気候、日差しをたっぷり受け、ミネラル豊富な土で青々とした草地、起伏ある土地から溢れる豊かな水源、と和牛繁殖にとって最高の条件が揃っています。
その雄大な自然の中、八重山郡島内では3万5千頭にも及ぐ黒毛和種が飼育されています。その恵まれた土地で、安心、安全な「石垣牛」を消費者におとどけできるよう、生産者は毎日、毎日、愛情をこめて牛たちを育てています。
石垣島で育った牛のなかで、「石垣牛」と名乗るためには、JAおきなわが決めた条件をクリアする必要があり、条件を満たしたものだけJAおきなわの発行する「石垣牛」の認定シールを貼ることができるのです。
JAおきなわによる石垣牛の定義
石垣牛の定義1
八重山郡内で生産・育成された登記書及び生産履歴証明書を有し、八重山郡内で生後おおむね20ヶ月以上肥育管理された純粋の黒毛和種の、去勢及び雌牛のことをいう。
石垣牛の定義2
出荷期間は、去勢で24~35ヶ月、雌で24~40ヶ月の出荷範囲以内とする。
石垣牛の定義3
品質表示は、日本食肉格付協会の格付を有する枝肉
歩留等級 | 肉質等級 | |
特選 | A・B | A・B |
銘産 | 5等級・4等級 | 3等級・2等級 |
サミットでも採用
2000年7月の首脳国会日(沖縄サミット)の晩餐会メインディッシュで「石垣牛」が使用。各首脳国から、味わい深い良質な「石垣牛」は絶賛されました。「石垣牛」が世界に認められたことで、日本全国に「石垣牛」ブランドが周知され、全国の和牛取扱店舗で取り扱われることになったのです。